車のブレーキは安全な走行に直結する重要なパーツ。
最近の車は、ブレーキローターの両側をブレーキパッドで挟み込んで摩擦抵抗を発生させる「ディスクブレーキ」が主流。このディスクブレーキで使われているブレーキパッドは使用とともに摩耗していく消耗品なので、完全に擦り減ってしまう前に交換する必要があります。
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一般的に新品時のブレーキパッドは約10mmの厚さがあり、1万km走行するごとに約1mm減っていくと言われています。
ブレーキパッドは厚みが2~3mmになったら交換時期になりますが、パッドの減り具合は環境や走り方でも大きく変動するんですね。というわけで、ブレーキパッドの減りの確認方法についてご紹介いたします。
ブレーキパッドの交換時期を見定める方法の一つに、“パッドウェアインジケーターからのキーキー音”があります。
パッドウェアインジケーターはブレーキパッドの脇に取り付けられている金属のプレートのこと。ブレーキパッドが減ってくると、このパッドウェアインジケーターがローターに接触して「キーキー」という音が鳴ります。
ブレーキペダルを踏み込んだ際に、ブレーキ周りからキーキー音が聞こえるようになったら、ブレーキパッドの交換時期と考えて良いでしょう。
ブレーキパッドの摩耗とともに、ブレーキフルードも減少します。
ブレーキフルードとは、自動車の油圧式ブレーキを作動させるために使用するオイル。エンジンルームの中にブレーキフルードのリザーバータンクがあり、外から見てもブレーキフルードの減りがわかる仕組みになっています。
このブレーキフルードの減り具合を確認することで、ブレーキパッドの減りを推測することが可能。日常点検でブレーキフルードの残量を確認しておくことで、ブレーキパッドの減りを把握でき、ブレーキトラブルの回避にも繋がります。
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